「CRANE162に3シーズン乗って感じた事。」 ambassador 木下盛幹
カーディフアンバサダー達は、「自分の仕事」を持ちながらシーズンに入ると雪山での活動がスタートする。
果樹園農家であったり、ショップ、養蜂家などなど。
自分と家族の生活の中にスノーボードというスタイルが入り、アンバサダーとしてのスタイルが形成されている。
人としての魅力が無ければ、スノーボード・スプリットボードの面白さを伝えられないと自分は思います。
伝え方は人それぞれ。アンバサダーとしての魅力もそれぞれ。
現在8人のアンバサダー達は個性があり、意見もしっかり持っている。
そんな魅力的なアンバサダー達のライフスタイルに溶け込んだ、雪山ライフを引き出して発信していきます。
今回は自動車整備士として仕事をし、週末は雪山。夏は登山やスケート、バス釣りなどを楽しむ群馬の【木下盛幹】のレポートになります。
熱烈にCRANEを愛しているシゲのレポートをご覧くださいませ。 (シゲのレポートをそのまま掲載しています)
↓ photo : @kenta_nakazi
この【CRANE】を選んだ理由が自分が滑っている谷川岳にあっている事。
テールがありしっかり粘り、ノーズが太過ぎず、浮きすぎない事が自分のなかでの条件だった。
初めて試乗した時にコレ!と1発でフィットしたCRANE、気付いたら3シーズン乗ってました。
まずclassicシリーズについて
ウエスト265mmは自分が今まで乗ってきた板の中でも最長幅。
曲がるのか?と思っていた気持ちとは裏腹にしっかり意図してる時に曲がり、オーソドックスなキャンバーから来るコシはターンの最中、踏めば、踏むほど膝を入れれば入れる程、エッジは食い込んでいき相当なハードコンディションでは無い限り抜ける気配は全く無い。
そしてcraneの醍醐味でもあるテール。
ノーズからテールにかけて有効エッジ1180mm分しっかりとテールの先まで雪面にしっかり食い込んで残ってくれる。
このテールがまた動きすぎず自分の滑りにはフィットして気に入ってる部分。
このclassicシリーズから3年。
24’シーズンからアップデートされ、
メーカーから発表されてたのはグラフィックとトップシート変更の2箇所のみ。
2425 CRANE SOLID ENDURO (オフィシャルスペックはこちら↓)
手元に来たnewとclassicを並べて置いてみると実寸でウエスト約1.7mm、テール側ビスホール付近2.2mm、テール約1.7mmとテールに向けて絞られるてる様子。
重量も162サイズで約200g程軽量化されていた。
この差はどこまで分かるか?と、正直思っていたけどもシーズン初日スケーティングした瞬間から違った。
滑り始めたら明らかにスイングが軽く、操作性も良くなっていた。
classicに比べてほんの僅かなテーパードと軽量化で違う板のよう。
トップシートの変更からくるしなやかさも相まって乗り易さが増し、
エッジの食い込み方やしっかりエッジ後方迄食い込んでる感じはclassicと同様。
classicシリーズは縦に落としてくれる板。
newシリーズはあえて漕ぎたくなる板。
少しタイトなツリーもなんのその。
小回りが効くようになったけれどもそこはcrane。
浮きすぎず、キレすぎずハイスピードからのGを感じるデカいターンでも、ナチュラルなジャンプでもしっかりキャンバー、テールを感じられながら操作可能。
俗に言うパウダーボードの抜群な浮力、アウトラインからくるキレの良さは無いかもしれない。
オーソドックスな昔ながらのキャンバーボード。
コレがまた更にcraneへの信頼感が増した感じで、コレから更にアップデートされていくのがとても楽しみ。